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Precomputed Lighting Scenarios

Unreal Engine 4 (UE4) は、レベル内で様々な Precomputed Lighting Scenarios の使用をサポートしています。事前計算ライティングの負荷を変えずに動的ライティングの柔軟性を利用して、複数のライティング設定に対して 1 つのレベルを格納および表示する機能です。 高速パフォーマンス手段を利用した質の高いレンダリングが要求される VR あるいは建築ビジュアライゼーションでは、様々な Precomputed Lighting Scenarios で切り替えられる機能が特に重要です。 このリファレンスでは、UE4 プロジェクトで事前計算ライティングの使用方法を説明します。

PCLS_Comp_Image_00.png

上の例では、指向性ライト、スカイライト、スカイボックスが DayScenario という Lighting Scenario レベルに配置されています。街頭用のスポットは、Night Scenario と呼ばれる別の Lighting Scenario レベルに置かれています。

機能の制限事項

Precomputed Lighting scenarios には様々なメリットがあると同時に、デメリットと注意点もあります。 次のセクションでは、これらの制約事項および回避策について説明します。

  • ゲーム内では、一度に見える Lighting Scenario レベルは 1 つだけです。

  • Lighting Scenario レベルが存在する場合、サブレベルのライトマップ データはすべてその中に配置され、日中は DayScenario ライトマップだけがロードされます。その結果、ライトマップはサブレベルからストリーミングされなくなります。

  • Lighting Scenario レベルを表示すると、強制的に反射キャプチャが更新されてロード時間が長くなることがあります。

Lighting Scenarios の使用方法

UE4 プロジェクトで Lighting Scenarios を使用するには、以下の手順を行います。

  1. [Window] > [Levels] から [Levels Manager] を開きます。

    PCLS_Open_Levels.png

  2. [Levels Manager] を開いたらサブレベルにある [Levels] メニューを→クリックし、[Lighting Scenario][Change to Lighting Scenario] オプションを選択して [Lighting Scenario] レベルに変更します。

    PCLS_LS_Level_Option.png

    Lighting Scenario レベルが可視になると、そのライトマップがワールドに適用されます。

  3. サブレベルを右クリックして [Change Streaming Method] から [Blueprint] を (未選択の場合は) 選択して、Level Streaming メソッドが Blueprint に設定されていることを確認してください。

    PCLS_Level_Streaming_Method.png

  4. 次に、プロジェクトに必要な光または スタティックメッシュ をいずれかのライティング レベルに配置します。そして、他のレベルと同じように各レベルのライティングをビルドします。

    PCLS_Build_Lighting.png

  5. ライティングのビルドが完了したら、パーシスタント レベルの ブループリントを開いて、Load Stream Level ノードを追加し Event Begin Play ノードに接続します。

    PCLS_Level_Load_Nodes.png

  6. Event Begin Play ノードを Load Stream Level ノードに接続して、ロードしたいレベル名を入力します。また、[Make Visible After Load][Should Block on Load] の両方をチェックして、新規にロードしたレベルが表示されるか確認してください。

    PCLS_Steam_Setup.png

  7. [Play] ボタンを押してプロジェクトを起動すると、初回のレベル ロード時に Day レベル ライティングが使用されます。Night レベル ライティングを使用するためのセットアップも同じですが、レベル名を (昼用のレベルではなくて) 夜間用のレベル名に変更する必要があります。

    Day Lighting

    Night Lighting

注意すべき制約事項もありますが、UE4 で Precomputed Lighting Scenarios を使うとパフォーマンスの改善やベイクしたライティングの変更機能など、(プロジェクトのニーズに合わせた) メリットがいろいろあります。