インタラクティブ静的メッシュ

ドキュメントの概要: Unreal エディタのインタラクティブ静的メッシュとその使い方の説明。

ドキュメントの変更ログ: JoshuaMarlow により作成。

概要

静的メッシュに新しいプロパティ bCanBecomeDynamic を追加し、これを静的メッシュエディタで設定できるようにしました。bCanBecomeDynamic=True のメッシュは、撃たれたり押されたりしたときに一時的に KActors に変化し、PhysX 物理を用いて反応を示し、より相乗的 (interactive) な感じをゲーム環境に与えます。

この実装の利点は以下のとおりです。

-一貫した振る舞い (同じメッシュを使用するオブジェクトは、レベルデザイナーの設定に依存せず、すべて相互的に反応します)。

-メッシュ生成に透過的 (レベルデザイナーは特に何もする必要はありませんが、特定のオブジェクトが動的にならないように、!StaticMeshComponent の衝突プロパティで bNeverBecomeDynamic プロパティを設定することができます)。

-これらのメッシュは、実際に動くまでは他の静的メッシュと同様の照明を受けるので、このシステムの使用が及ぼす視覚的な影響はありません。動的になることができるメッシュを使って StaticMeshActors を追加すると、その bSelfShadowOnly はデフォルトにより True に設定されます (そのため、動いても影は取り残されません)。

-メッシュが物理シミュレーションを実行する短い時間を除いて、これらのメッシュに対するパフォーマンスまたはメモリ上の追加コストはありません。

このシステムは、ゲームプレイにまったく影響しない小さな装飾目的のメッシュで使用することを目的としています。相互作用はクライアント側で発生し、複製されません。