光源処理とシャドウ

リアルな背景を作成するには、レベル内にあるジオメトリがどのように光源処理されるかという問題が極めて重要になります。人間の目と脳は、特定のあり方で光がものの表面に作用したり、部屋を満たしたり、影を作ったりするものと予期します。この予期から外れるようなことがあれば、ユーザーのイマーシブな体験は台無しになってしまいます。

「Unreal Engine 3」の光源処理システムは、たいへん柔軟にできているため、さまざまなタイプの光源とシャドウを使用する場合にそのすべての調和をとることができ、その結果、あらゆるゲームが正しく見えるようにすることができます。Lightmass という静的なグローバルイルミネーション光源処理システムによって、背景全体を簡単にセットアップすることができます。これは、ルーチンワークのほとんどが光源処理ビルドプロセスによって実行されるとともに、ドミナントライトによってパフォーマンスを犠牲にすることなく詳細なシャドウを表現することができるためです。