「Scaleform GFx」の用語

ムービー vs シーン vs ステージ

ムービー

Flash ムービーとは、Flash で作成されたコンテンツを意味する一般的な用語です。ムービーという語は、Flash のコンテンツのためのコンテナ全般も意味します。(例 : 「Adobe Flash Professional」で作成された .fla ファイル)。

シーン

シーンとは、ムービーの「クリップ」を意味します。Flash ムービーには、複数のシーンを置くことができます。各シーンは、独立した単位となります。ムービー内の複数のシーンは、外部からの干渉 (例 : stop() の呼び出し) を受けることなく、連続して再生されます。

ステージ

ステージとは、パブリッシュされた Flash ムービーでビジブル (可視的) になるエリアのことです。要素が配置されて操作される、Flash 内の作業領域が定義されます。

SWF

SWF (「スウィッフ」と発音します) とは、パブリッシュされた Flash ムービーのための標準的なファイル形式です。「Scaleform」によって使用され (ウェブコンテンツのために Flash プレイヤーによっても使用されます)、「Unreal」にインポートされます。SWF には、画像やベクター グラフィック、Flash で作成されたムービーを構成する ActionScript がすべて含まれています。

シンボル

Flash における シンボル とは、再利用可能なオブジェクトのことに過ぎません。これは、グラフィックの場合もあれば、ボタンやムービークリップの場合もあります。シンボルは、同一のドキュメントまたは他のドキュメントで複数回再利用することができます。シンボルのコピーが使用されると、それは インスタンス と呼ばれます。

ムービークリップ

ムービークリップとは、再利用可能な Flash アニメーションのことです。このムービークリップは、本質的に、他の Flash ムービー内で利用可能な独立した Flash ムービーです。グラフィックやシェープ、 ActionScript などを含むことができます。

グラフィック

グラフィックシンボルは、その言葉どおり、ビットマップ グラフィックのことです。

ボタン

ボタンシンボルは、クリックやキー押下などのインタラクションに対して反応するオブジェクトであり、これらのインタラクションに基づいてアクションを実行します。

インスタンス名

ムービーで使用されるシンボルのインスタンスには、 InstanceName というプロパティがあります。これは、インスタンスの識別子です。 WidgetInitialized の呼び出しによって、ActionScript または UnrealScript によるアクセスと制御が可能となります。

ActionScript

ActionScript は、Flash で使用されるスクリプト言語です。Flash ムービーとその中にある要素をプログラムによって制御することができます。

トゥイーン

トゥイーン (tween) とは、2 つの値の間を補間するアニメーションのことです。(なお、「間」は between であり、ここから tween という語が生まれました)。トゥイーンは、ある種の要素を制御することができる (例 : イーズイン、イーズアウト)、スムーズなアニメーションです。

CLIK コンポーネント

CLIK (Common Language Interface Kit) コンポーネントは、UI コンポーネントのセットです。UI 作成のために便利でビルトインされた動作を提供します。容易にカスタマイズすることができます。

バッグ化

バッグ化 (bagging) とは、レイヤーの抽象化を実現するために、あるクリップを他のクリップの内部にネストさせることです。あるクリップがタイムライン上でアニメートされている場合、それを変更すると、そのクリップのタイムラインが完全に破壊される可能性があります。そのような場合に対処する際にバッグ化が役立ちます。コードによってネストされたクリップを変更する際に、アニメートすべき追加レイヤーが得られるため、このような問題に対処することができます。