入門編: エンジンのセットアップ
概要
まず、適切なバージョンの「Unreal Engine 3」または「Unreal Development Kit」(Unreal 開発キット) を取得することが、開発プロセスの始まりとなります。「Unreal Engine 3」を取得する手順とセットアップする手順は、「Unreal Engine 3」をライセンス使用するのか、「Unreal Development Kit」を使用するのかによって異なります。
ライセンシー
「Unreal Engine 3」をライセンス使用するスタジオのチームリーダーが、Epic の Perforce サーバーに接続して、最新の QA 承認済みビルドをダウンロード、もしくは同期します。つぎに、新たなゲームプロジェクトを作成して、「Unreal Engine 3」のソリューションに追加します。それらがすべて完了したら、エンジンをコンパイルおよびビルドすることによって、すべてが正常に動作することを確認します。これで、技術チームの他メンバーが開発作業を開始できます。
UDK のユーザー
「Unreal Development Kit」(Unreal 開発キット UDK) を使用する開発者がとる手順は、いくぶん簡単です。まず、UDK の最新バージョンをダウンロードしてインストールします。つぎに、新たなスクリプト プロジェクトを作成し、エンジンに追加します。それが完了すると開発の準備は整います。
「Unreal Development Kit」(Unreal 開発キット UDK) を取得する
ライセンシーでない場合は、「Unreal Development Kit」(UDK) を利用することができます。UDK とは、バイナリファイルだけからなる「Unreal Engine 3」のバージョンです。PC ゲームや Apple の iOS ゲームを作成するために使用することができます。
UDK はごく簡単に取得することができます。 UDK Download のページで最新バージョンをダウンロードするだけです。
コーディング環境をセットアップする
適切なバージョンのエンジンを取得したら、次はコーディング環境をセットアップします。ライセンシーには、ここでもうひとつステップがあります。すなわち、Visual Studio と UE3 ソリューションをセットアップする必要があるのです。これには、カスタムのゲームプロジェクトを作成することも含まれます。UDK のユーザーは、 UnrealScript のためのコーディング環境をセットアップし、カスタムのゲームプロジェクトもセットアップします。
UnrealScript をセットアップする
「Unreal Engine 3」および「Unreal Development Kit」を使用する開発者は誰もが、UnrealScript を使用することになります。つまり、コーディング環境をセットアップして、1 つ以上の UnrealScript のプロジェクトを作成することになります。
* UnrealScript のためのコーディング環境*
「Unreal Engine 3」を使用してゲームを作成するプログラマーであれば、UnrealScript を書くためのコーディング環境を整える必要があります。
UnrealScript でコーディングする際のエディタや IDE に関する限り、唯一絶対のものはありません。簡易的なテクスチャ (Notepad++ あるいは ConTEXT など) から、フル機能の IDE (nFringe や WOTGreal など) まで選択肢がいくつかあります。どれを利用すべきかという問題は、最終的には好みの問題となります。Epic の開発者たちは、主に、nFringe を使用しています。Visual Studio に直接統合しているからです。(Visual Studio はともかく開発者が使用するものです)。
カスタムの UnrealScript プロジェクト
コーディング環境を整える他にも、新たに UnrealScript プロジェクトを作成する必要があります。UnrealScript プロジェクトは、個別のパッケージ (または複数のパッケージ) から構成されます。このパッケージは、ゲームのための UnrealScript を含んでいます。また、このパッケージによってエンジンはコンパイル時に UnrealScript を含めることができます。
カスタムの UDK ゲームプロジェクトをセットアップする方法については、完結したガイドがあります。SettingUpUnrealScriptProject? のページを参照してください。
Important!
You are viewing documentation for the Unreal Development Kit (UDK).
If you are looking for the Unreal Engine 4 documentation, please visit the Unreal Engine 4 Documentation site.