ゲームでのスクリーンショットの取り方

ドキュメントの概要: Unreal Engine ゲームプロジェクトでのゲームインスクリーンショットの取り方を説明。

ドキュメントの変更ログ: Niklas Smedberg により作成および更新。

概要

Unreal Engine 3 ゲームプロジェクトのゲーム内スクリーンショットを取る方法は多種あります。ここでは、その方法とその問題について紹介していきます。

Tiledshot（タイルショット）

クロスプロットフォーム、高解像度タイルスクリーンショット機能は、 tiledshot (タイルショット)と呼ばれるコンソールコマンドレットを解してアクセスされます。

これは、スクリーン解像度(または、ゲームがウィンドウモードで実行している場合は、ウィンドウ解像度) の倍数である、あらゆるサイズを生成することができます。 タイルショットは、ゲームフレームを数回レンダリングすることでこれを行います。1 回につき1つのタイルをフルの解像度で、すべてのタイルを 1 つのイメージファイルに連結します。

デフォルト設定の挙動では、ゲームの解像度よりも4倍の解像度でスクリーンショットを取り、Screenshot（スクリーンショット）フォルダにイメージ ファイルを作成します。 エディタ（PIE）、またはスタンドアローンでゲームを実行している場合は、 <Tab> (タブ) か <~> (ティルデ) を押すか下記を入力して、コマンドコンソールを開きます:

tiledshot

パラメータ

タイルショットのコンソール コマンドは、オプショナルの 2 つのパラメータを使います。始めのパラメータは整数で、現在のゲームの解像度の乗数です。上記で述べたように、デフォルト値は４です。

以下を入力すると、スクリーン解像度の 2 倍のスクリーンショットが取られます:

tiledshot 2

同様に、スクリーンショットを通常のスクリーン解像度で取ります:

tiledshot 1

2 つめのパラメータは、ピクセルにおけるタイルのオーバーラップです。すべてのタイルは、フルスクリーンでのブラー、または歪みのポストプロセス効果がマッチするよう少しずつオーバーラップします。デフォルト値は、64 ピクセルです。 例えば、ブラーの強いポストプロセス効果を使う場合は、このパラメータの値を増加します。

次のコマンドは、スクリーン解像度の 6x6 倍のスクリーンショットを生成し、各タイルに対し 128 ピクセルのオーバーラップ エリアを使用します。:

tiledshot 6 128

また、UI要素が保存されたスクリーンショットで各タイルに繰り返して表示される恐れがあるので留意してください。すべてのUIを非表示にするため、下記に記載されたtogglescreenshotmode コマンドを使用してください。

注意

ある一定数のピクセルをカバーする、ブラー効果およびその他のスクリーンスペース効果は、スクリーンショットにはほとんど影響がありません。なぜなら、同じ数のピクセルでカバーされる相対的なエリアは、低解像度のイメージと比べた場合、高解像度のイメージでは小さいためです。これには、効果を修正してより広範なエリアに影響するようにして対応します。

Shot (ショット)

標準のスクリーンショット機構は、 shot (ショット) (デフォルトのキーバインディングは F9) と呼ばれるコンソールコマンドレットを解してアクセスされます。これは、スクリーン解像度(または、ゲームがウィンドウモードで実行している場合は、ウィンドウ解像度) の倍数である、あらゆるサイズを生成することができます。

UI 要素のトグル

スクリーンショットを取るためのUI要素をトグルするには、次のコマンドを使用してください。

togglescreenshotmode